Serverless Operations, inc

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AWSモダナイゼーション支援

老朽化したシステム資産をAWSで未来に繋がる強力な基盤へ

私たちは、AWSを中心とした最新のクラウド技術を活用し、老朽化したオンプレミスやレガシーシステムからの脱却を支援します。
単なる移行ではなく、ビジネスの成長を見据えたシステム基盤の再設計・最適化を通じて、お客様のIT資産を次世代へと進化させます。

本サービスでは、現状のシステム評価からクラウドへの設計・移行、運用までを一貫してサポート。セキュリティや拡張性、可用性といったクラウドの利点を最大限に引き出し、持続可能で柔軟なIT環境を実現します。

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こんな悩みは
ありませんか?

  • 長年使っているシステムが老朽化し
    保守・運用コストが年々増えている
  • システム改修に時間とコストがかかり
    ビジネスのスピードに追いつかない
  • レガシー環境に縛られ
    生成AIなどの最新技術の導入が難しい
  • AWSを導入したが、仮想マシンしか使っておらず

    十分にクラウドの利点を活用しきれていない

モダナイゼーションのメリット

現代のビジネス環境は急速に変化しており、企業や組織が競争力を維持し、顧客のニーズに迅速に応えるためには、柔軟で適応性のあるシステムと組織が必要です。モダナイゼーションとは企業や組織が社会の変化にあわせて素早く価値提供をし続けるために組織やシステムを常に新しくしていくことを指します。単純にシステムがレガシー化してきたから最新の技術に刷新するという話ではなく、常に変化に対応し続けるために柔軟なシステムやテクノロジーを選定して、それを組織として運用していける人材をリスキリングし、素早く価値提供を行う仕組みと体制を構築することに重点が置かれます。つまり、モダナイゼーションとは人・プロセス・技術の3つの軸で捉えることが重要となります。

当然ながら素早いサービスの価値提供が可能なれば、競争相手よりも迅速に市場の変化に対応し、競争優位を維持することができるでしょう。また、迅速に顧客の要望に応え続けることができるため、顧客満足度の向上やリピーターの確保にも繋がります。

サーバレスやコンテナなどモダンなテクノロジーを選定するメリット

弊社でモダナイゼーション支援を行う際は、基本的にサーバレスやコンテナなどの最新のAWSサービスを活用することを前提としています。サーバレスやコンテナ技術を採用することで以下のようなメリットを享受することができます。

1. スピーディな開発とリリース

サーバレス(例:AWS Lambda)やコンテナ(例:Amazon ECS)を活用することで、インフラ構築や運用の手間を大幅に削減できます。開発者は本来の開発業務に集中でき、プロダクトのリリース速度を加速させることが可能になります。

2. スケーラビリティと高可用性の確保

これらの技術は、トラフィックに応じた自動スケーリングが容易で、高可用性を前提とした設計が可能です。急なアクセス増にも柔軟に対応でき、サービスの信頼性が向上します。

3. インフラコストの最適化

サーバレスは使用した分だけ課金される従量課金モデルのため、稼働していない時間の無駄なコストを排除できます。コンテナも効率的なリソース活用が可能なため、オンプレミスや従来型クラウド環境に比べてコスト効率が高くなります。

4. 運用負荷の軽減

サーバのプロビジョニングやパッチ適用、障害対応といった運用作業をAWSに任せることができ、運用チームの負担を大きく軽減します。インフラの維持管理に追われることなく、より価値ある業務に注力できます。

5. 柔軟なアーキテクチャ設計

マイクロサービス化と親和性が高く、ビジネス要件に応じた柔軟なアーキテクチャが構築できます。個々の機能を独立して開発・デプロイできるため、変更や改善のサイクルが高速化します。

6. 将来の技術変化にも対応しやすい

AWSが提供する最新のサービスと連携しやすく、将来的な機能拡張や技術更新も容易です。レガシー化を防ぎ、継続的に価値を提供できる基盤として機能します。

導入事例

株式会社LIXIL様

導入前の課題

オンプレミス環境の老朽化

約4,600台ほどあるオンプレミス環境の老朽化によりハードウェア障害が増加し、信頼性や業務効率が低下する中、アプリケーションとインフラが一体化した運用体制では多くの工数を要し、パッチ適用や障害対応といった業務外の作業が日常化、さらにサーバーのセットアップが完了するのに3ヶ月の待ちが発生するなど開発スピードの低下や環境差異による本番トラブルのリスクも抱えていました。

AWSへの知見の不足

今回開発予定のシステムには運用負荷やコスト削減を目的としてAWSのサーバレスでの開発を前提とした。しかしながら社内にサーバレスでの開発の知見なく、弊社に支援のご依頼を頂きました。

モダナイゼーションを行ったシステム

物流規定管理システム

LIXIL様で運営している全国の物流拠点から上がってくる請求を会計仕分けするためのシステムです。基幹システムから日次で売上データを受け取り、バッチで毎日会計仕分けを行います。月末になればその月の仕訳の集計を行い、LIXIL様の基幹会計システムへ連携します。別途Webのダッシュボードも存在しており、各拠点ごとの仕分けに関する設定をそこから行い、設定内容は仕訳処理に反映されます。

物流規定管理システムAWSアーキテクチャ
物流規定管理システムAWSアーキテクチャ

弊社で実施したこと

今回のプロジェクトではLIXIL様でAWSの知見を取得して、自分たちで本システムの追加開発や保守をやっていけるスキルを付けることもゴールとして設定されていました。なので、弊社からは開発サポート担当、LIXIL様で対応難度が難しい部分の開発を担当するチームをアサインしてプロジェクトを進めました。

LIXIL様にはバックエンドのAPI開発を担当して頂きました。開発のフローとしては要件定義->AWS設計->実装->テストというように一般的な開発プロジェクトの流れで進めました。大きな違いとしてはAWS開発経験のないLIXIL様のチームと開発するために、以下のようなプロセスを経てスキルトランスファーを行いました。

  1. ベースとなるサンプルコードの実装
  2. サンプルコードのレクチャー
  3. サンプルコードを真似してもらいながら各担当分を実装頂く。不明手など随時発生すればチャット及びビデオを繋いでのペアプログラミングを行いながらサポート
  4. コードレビューを弊社側で実施。

3, 4を繰り返すことで実装スキルが定着し、プロジェクト全体で9ヶ月程かかりましたが以降の保守や追加開発などはLIXIL様で実施できる体制が構築できました。

本案件でのモダナイゼーションの効果

  • インフラ運用作業の大幅削減
    AWSの採用により、今までオンプレミス環境では実施されていたハードウェアの管理は不要になりました。更に今回はサーバレスアーキテクチャを採用しているため、パッチ適用や障害対策、スケーラビリティの確保など仮想マシンで必要となるインフラ管理業務がほぼ不要になりました。結果としてオンプレと比較して、10分の1程度までコスト削減に成功しました。
  • 開発・リリースの高速化
    CI/CDの整備により開発サイクルが短縮され、新機能の提供速度が向上しました。特に本システムは会計システムであり、バグの混入により仕分け結果に不整合が生じると企業として大きな問題となります。しかし、自動テストを導入することで開発時のバグを素早く検知、安全かつバグを本番で発生させる可能性を最小限にすることで大きな生産性の向上に貢献しました。
  • スキルの継承・社内ノウハウの蓄積
    今回のプロジェクトを通してスキルトランスファーを実施。LIXIL様のチームのみで運用や新規開発が可能となりました。結果として外注に依存することなく、システムを手の内化。人的コストの最適化及びアジリティの最大化を達成しました。
  • トラブルの原因特定が迅速化
    AWSサービスを活用した分散トレーシングやログ監視の仕組みにより、障害発生時の原因特定・対応がスピードアップしました。

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